AGAは生活環境の改善だけでは進行していくため経過をみるという選択はなく、基本的には薬物療法を行います。
(※AGAは主に見た目の問題のみであり病気ではありませんから、もちろん治療を受けないという選択肢もあります)
AGA治療に関しては原則、日本皮膚科学会ガイドライン
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」に従って行われ、内服薬と外用剤が推奨されています。
中でもAGA内服治療薬で有名な「フィナステリド(製品名:プロペシア)」の日本人に対する効果は、
1年間の内服で約6割、2年で約7割、3年で8割、5年間ではなんと99.4%の方に改善が認められています。
またミノキシジルの発毛効果に関しても高い水準の根拠があるので、AGA治療において使用が勧められています。
発毛効果を判定するため、頭部の写真撮影を行いつつ経過観察していきます。
AGA内服薬
日本でAGAの治療に用いられる内服のお薬は、「フィナステリド」と「デュタステリド」の2種類です。
また必要に応じて「ミノキシジルタブレット」を処方します。
成分名だとわかりにくいかもしれませんが、それぞれ有名な製品名としては
「プロペシア(一般名:フィナステリド)」と「ザガーロ(一般名:デュタステリド)」です。
AGAは悪玉の男性ホルモンである「DHT(ジヒドロテストステロン)」が悪さをして
毛髪の成長サイクルを乱してしまいます。
男性ホルモンの「テストステロン」に「5αリダクターゼ」という酵素が働きかけることで、
悪玉の男性ホルモンである「DHT」になります。
AGAの治療内服薬であるフィナステリドもデュタステリドも
この5αリダクターゼを抑え込むことで脱毛治療薬となるのです。
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フィナステリド(プロペシア、フィンペシア)
5αリダクターゼを阻害することでAGAの原因となる男性ホルモン(DHT)を抑制し、乱れた毛周期を元に戻します。AGA治療の中心的な治療薬です。
プロペシアMSD社 初回1か月4,200円
フィナステリド「沢井製薬・武田薬品」 初回1か月3,000円 - フィナステリドについて
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デュタステリド(ザガーロ)
フィナステリドと同様、AGAの原因となるDHTを抑制します。フィナステリドと異なるのはDHT産生に関わる酵素を多面的に抑制することと、薬物が代謝されるまでにかかる時間がフィナステリドの4時間に比べて2週間と長く効果も優れるのが特長です。
ザガーロ 初回1か月4,800円 - ザガーロについて
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ミノキシジル(タブレット)
血管を拡張し、毛根への血流を増やします。頭皮の血流改善作用以外にも育毛に欠かせない成長因子の産生を高める効果もあります。
ミノキシジルタブレット 3ヶ月14,800円 - ミノキシジルタブレットについて
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ミノキシジル
ガイドラインでも推奨度Aの治療となります。 血管を拡張し、毛根への血流を増やします。頭皮の血流改善作用以外にも育毛に欠かせない成長因子の産生を高める効果もあります。 外用剤ですので皮膚トラブル以外の副作用はほとんどありません。
ロゲイン5% 1ヶ月5,832円 - ミノキシジルについて
AGA外用薬
ミノキシジルの外用(頭皮につける)を行うことで、頭皮の血流を改善し、
多くの栄養が毛根に届けられるため、髪の成長が促進されることから推奨度の高い治療法となります。
AGAメソセラピー
発毛効果をより高めたいという方や、部分的に特に気になる場所がある場合に有効な注射によるAGA治療です。
メソセラピーには、頭皮に不足している発毛成長因子を補い、乱れた毛周期の成長を正常に戻します。
発毛成長因子の補完は、もっとも有効な薄毛対策として世界で注目を集めています。
メソセラピーについて植毛
AGA診療ガイドラインにおいて1年以上薬物治療を行っても改善が認められない場合、
自身の後頭部の頭髪を採取して植毛を行う「自毛植毛」が推奨されています。
(※AGAの進行度や治療経過によっては植毛専門病院への受診を勧めさせていただきます。)
<注意>
医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
医薬品等の個人輸入は健康被害などの危険性があります。
国によっては、医薬品等の品質等について、
我が国と同じレベルでの確認が行われていないことがあります。
品質等の確認が行われていない医薬品等は、期待する効果が得られなかったり、
人体に有害な物質が含まれている場合があります。
海外の規制当局により品質等が確認された医薬品等を、
用法・用量等の記載内容を守って使用した場合でも、副作用等を生じることがあります。
一般の方が自己判断で使用して副作用や不具合などが起きると、
適切な対処が困難なおそれがあります。
詳しくは【厚生労働省】医薬品等を海外から購入しようとされる方へをご参照ください。
本ページの監修医師
昨今、男性の3人に1人はAGAと呼ばれる男性型脱毛症を発症していると推測されています。早い人では10代後半からAGAを発症するケースもあります。
AGA治療は早期に始める方が効果が現れやすいため、薄毛が少しでも気になった際は早めの対策が重要です。
しかし、AGA治療は費用や効果、通院頻度などが分からず、なかなか治療に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
TCBでは専門の医師が患者様のご希望を聞いたうえで、治療方針や費用などについて詳細に説明します。患者様にご納得いただいてから治療を開始しますので、安心してご相談にいらしてください。
東京中央美容外科
【TCB梅田大阪駅前院】
院長 寺西 宏王
経歴
- 2004年
- 兵庫医科大学 卒業
- 2004年
- 兵庫医科大学病院
- 2006年
- 京都医療センター 外科
- 2007年
- 京都大学医学部付属病院 心臓血管外科
- 2007年
- 静岡県立総合病院 心臓血管外科
- 2012年
- 小倉記念病院 心臓血管外科
- 2016年
- 小倉記念病院 心臓血管外科 副部長
- 2019年
- 東京中央美容外科 京都駅前院 院長
- 2020年
- 東京中央美容外科 梅田大阪駅前院 院長
さまざまな学会の
専門医・会員が在籍
TCB東京中央美容外科は、日本美容外科学会(JSAS)正会員、日本形成外科学会(JSAPS)専門医・正会員、日本形成外科手術手技学会会員、日本外科学会会員・専門医、日本整形外科学会会員・専門医、日本皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会正会員、日本アンチエイジング外科学会会員、乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会正会員、日本静脈学会会員、日本脈管学会専門医、下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医、日本創傷外科学会会員・専門医、日本熱傷学会会員・専門医、日本創傷治癒学会会員、皮膚腫瘍外科分野指導医・領域指導医、日本Acute Care Surgery学会会員、日本整容脳神経外科学会会員、日本頭蓋額顔面外科学会正会員、日本口蓋裂学会正会員、日本ペインクリニック学会正会員、日本マイクロサージャリー学会会員、日本麻酔科学会正会員、麻酔科認定医、麻酔科標榜医、臨床研修指導医、日本臨床外科学会会員、医学博士、などの資格を持つ医師が在籍しています。
医療広告ガイドライン
について
TCB東京中央美容外科では、医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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